一般社団法人 静岡県安全運転管理協会
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
第3 安全運転管理に関する調査・研究
  県警察本部との共催による「安全運転管理推進事業所制度」の事業について、令和5年度は、県下の安全運転管理者選任事業所の中から 49 事業所が「安全運転管理推進事業所」に選定されたことから、それぞれの事業所における安全運転管理の充実と交通事故防止活動が推進されるよう指導・助言を行った。
   
 安全運転管理者選任事業所のドライバーに、正しい交通ルールと安全運転技術を再確認させ、もって事業所における交通事故防止に寄与することを目的に開催した「第 35 回セーフティドライバーコンテスト静岡県大会」には、26 地区 78 人が参加した。
○ 開催日、場所 令和5年9月 23 日、静岡市「中部運転免許センター」
○ 実施結果
  団体戦 個人戦
優  勝 藤枝地区 吉野  大貴(袋井地区)
準優勝 裾野地区 中塚  清文(焼津地区)
第3位 下田地区 大田  友哉(裾野地区)


   
 県下の各地区安全運転管理協会が、地区協会加入の安全運転管理者等選任事業所の事業主及び安全運転管理者と一体となって、傘下の事業所から交通事故の一掃を図ることを目的に、令和5年 10 月1日から 12 月 31 日までの3か月間、「第 38 回交通事故防止コンクール」を実施した。
 コンクールの実施結果は、次のとおりであった。
〇優秀地区安全運転管理協会
グループ名 優  秀 優  良
第1位 第2位 第3位
Aグループ 静岡中央地区 沼 津 地 区 富 士 地 区
Bグループ 湖 西 地 区 裾 野 地 区 牧之原地区
Cグループ 伊豆中央地区 菊川地区 天竜地区

※地区における従業員数の多い順にA・B・Cグループに区分

 また、傘下事業所従業員の交通事故防止コンクールへの参加意識高揚方策として、「K-mix ラジオ」が主催する「セーフティチャレンジラリー92」への参加を呼び掛けたところ、安全運転管理協会加入の事業所及び家族等から 416 団体 19,916チームが参加した。
 無事故、無違反を達成したチームには、主催者とは別枠の抽選により、安全運転管理協会から県協会会長特別賞として 10 チーム 30 人に景品を贈呈した。


第4 組織基盤の整備・強化
 永年にわたる交通安全活動に対する功労者、優良安全運転管理者及び選任事業所等に対してその労に報いるため、「令和5年度交通安全功労者等表彰式」を開催した。
○ 開催日、場所 令和5年5月 19 日、静岡市「あざれあ」
○ 被表彰者等 427 人・事業所等
(1) 警察本部長及び県会長との連名表彰(計 162 人・事業所等)

交通安全功労者
優良安全運転管理者
優良事業所
優良運転者
事故防止コンクール優秀地区協会
5人
54人
60事業所
40人
3地区協会
(2) 県会長表彰(計 258 人・事業所等)
  交通安全功労者
優良安全運転管理者
優良事業所
優良運転者
優良地区安全運転管理協会
事故防止コンクール優良地区協会
8人
74人
81事業所
86人
3地区協会
6地区協会
(3) 感謝状(6人)
  永年勤続職員
退職職員
1人
5人
   
 令和5年度における関東管区警察局長及び関東安全運転管理者協議会連合会長連名表彰等は、各地区協会からの推薦に基づいて上申を行い、以下のとおり決定し受賞された。
(1) 関東管区警察局長及び関東安全運転管理者協議会連合会長連名表彰

交通安全功労者
優良安全運転管理者
優良運転者
交通安全優良事業所
優良安全運転管理協会
5人
8人
5人
8事業者
2地区協会
(2) 関東安全運転管理者協議会連合会長表彰
  優良職員
1人
   
 令和5年度における警察庁長官及び全日本交通安全協会長連名表彰は、各地区協会からの推薦に基づいて上申を行い、以下のとおり決定し受章された。

〇 緑十字銀章
  藤枝地区 森下 秋雄氏、菊川地区 村田 篤義氏、
  掛川地区 尾﨑 康司氏、磐田地区 秋山萬之介氏

 なお、緑十字銀章(4人)及び銅章(30 人)の受章者には、県協会で略章を購入して贈呈した。
   
4   永年、地区会長並びに副会長として安全運転管理業務に寄与し、退任された役員に感謝状を贈呈した。                                             
(13 地区 15 人)

   
 年間を通じて、各地区協会と連携しながら、未選任事業所の発見・把握に努めるとともに、安全運転管理推進の指導及び会員確保の促進に努めた。
なお、事業所訪問については、各地区から推薦された安全運転管理推進事業所 49 事業所の中から9の事業所を訪問し、協会機関誌「安全運転管理しずおか」の取材を通じて、安全運転管理状況の調査・指導を行った。
   
 令和5年度、警察本部が進める「安全運転管理者の選任促進活動」に合わせて、県協会でも「未選任事業所加入促進用チラシ」を作成し、執務の一助となるよう警察本部等に配布した。
(チラシ 5,850 部)
 県協会では、夏と秋の交通安全運動期間中、安全運転管理者の選任と届出の必要等についてラジオ広報を行ったほか、警察本部交通企画課安全教育補佐が「K- mix ラジオ」の「うご☆ラジ」に出演して、「安全運転管理制度」について説明した。(各 10 日間、延べ 20 回)  
 また、各地区協会においても警察署等との連携により、安全運転管理者等未選任事業所発見・届出に努めた結果、142 事業所の発見があり、このうち 120 事業所が地区協会に加入した。
   
 地区協会の事務局長等の交替に当たっては、警察本部との情報交換と意見要望を積極的に行うなどして、後継者の確保と効率的な事務運営に努めた。

   
第5 公安委員会から委託された法定講習の実施
 道路交通法第 108 条の2第1項第1号に基づく法定講習を、地区役員等の協力を得ながら開催した。開催状況は下表のとおりである。
                              (令和6年3月末日現在)
項目 令和5年度 令和4年度
講習予定回数 88 回 94 回
実施回数 88 回 (6回) 95 回 (3回)
実  施 率 100.0 % 101.1 %
受講対象者 16,438 人 16,233 人
受  講 者 16,307 人(2,573人) 16,150 人(389人)
受  講 率 99.20 % 99.49 %

※ ( )内は、オンライン講習の実施回数及び受講者数で内数である。
 令和5年度は、会場型 88 回に加えてオンライン6回の法定講習を実施して、未受講者の解消に努めた。